1巻第5話 透明な子 あらすじ
第五話 透明な子
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X華のいるクリニックにやってきたのはカナちゃんとその母親です。
カナちゃんはX華が立ち寄る本屋で二人とも漫画が好きな事で仲良くなった小学5年生の女の子です。
カナちゃんは週5で塾に通いながらも時々こっそり本屋に来ては漫画を読むのが好きで、X華と漫画の話で盛り上がったりしていました。
そんなカナちゃんの家庭は複雑で、父親のDVで両親が離婚したのち母親と二人で苦労をし、二年前にようやく母親の再婚で新しい父親と三人で住んでいます。
新しい父親は教育熱心で、前の父親と違って塾にも通わせてくれているんだそうです。
(カナちゃん、私が看護師やってるのも知らないんだった)
しかしクリニックでは事務的な事柄以外ではプライベートな話を来訪者としてはいけない決まりがあります。
話しかけずにナースステーションに戻ってきたX華はごみ袋が置かれているのに気づきました。
(何で床にごみが残ってるんだろ)
そこで看護師長から受けた連絡事項は衝撃的なものでした。
カナちゃんは性的虐待を受けていた形跡があったというのでした。
そのごみ袋は被害当時の衣服ということで着ていたものの保管をするためだったのでした。
X華はそれを聞いて、自分が幼い時に受けた虐待の心の傷を思い出しました。
(見習いの私に、カナちゃんにしてあげられることってあるのかな)
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