4巻第27話 出産不安
第二十七話 出産不安
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高校の友達マイちゃんの叔母さんの新築祝いに、家に一緒に遊びに行くことになったX華。
そこはまるで外国のパーティルームのようで、X華はすっかり圧倒されてしまった。
「ようこそーいらっしゃいー
たくさん食べてね。」
叔母さんの赤森ヤスエさん(42歳)は大手企業に勤めるバリバリのキャリアウーマンで、同じ職場の旦那さんととても仲が良かった。
赤森さん夫妻は犬のロナ・ウド・ジーコの三匹と暮らしていた。
夫婦の共通の趣味は海外サッカー観戦で毎年長期の海外旅行をし、子供は作らない主義だった。
そんなヤスエさんがある日、腹痛を訴えXXクリニックに来院してきた。
「尿検査とエコーを診た結果、妊娠9週くらいですね。」
「は?」
先生にそう言われたヤスエさんは信じられないという表情をした。
最初胃がんを疑って内科で検査したものの異常がなく、婦人科疾患ではないかとXXクリニックに来たらしい。
「いや、胃が痛いだけなんですけど・・・」
「多分悪阻(つわり)の一種だと思います。」
「ありえない・・・だってちゃんと避妊してたし・・・絶対違います。」
「それでも妊娠することはありますよ。
納得がいかないようでしたら別の産科を紹介しますけど。
結果は同じだと思いますよ。」
「家も建てて新しい仕事も入ってたのに・・・困ったな・・・」
「ちょっと夫に相談してもいいですか?」
「大丈夫ですよ。ゆっくり考えてください。」
(前、犬が子供よって言ってたし、たぶん産まないんだろうな・・・)
X華の想像とは違い、ヤスエさんは産もうかと考えていた。
完璧主義ともいえるヤスエは出産計画をたて、順調そのものだった。
途中までは・・・
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